日本語●【9月】📁本文


🌸日本語・銀座日記

【9月1日】後継者達


日本のリーダーが変わる。
しかし、日本の構造も、政策も寸分も変わるまい。
それが、良い事だと思っていたが、世界は激変するのではあるまいか。
日本の失われた30年が、50年になると言う説も聞いた。
私のような老人は蟄居しても良いが、若者の為には、日本が蟄居して可愛そうだ。
団塊の世代とか、学生運動世代は、幾つになっても元気。
挫ける事もなく、何時も何かに取り組もうとしている。
今、テレビで見る候補は団塊の次の私の世代。
謙虚で、理性的で、紳士。つまり、非戦闘員。
取り巻きも、大人しい。従順。
不満分子の反乱がない。
劉備玄徳には、張飛と関羽。
アーサー王には円卓の騎士。
佐藤栄作には、田中角栄と福田赳夫。
候補が揃っても、話し合いでは戦争にならない。
民主主義の成果か。老生しすぎのような気がする。
英雄談の最後には、後継者の物語がある。
モンゴルの英雄、ジンギスカン。
遊牧民の集団は、子沢山。
族長は何時も長男を副官として連れて領地を統治する。
そして、族長が亡くなると、後を継ぐのは末子。
長男は、もう年寄りなのだ。
年齢が1番離れた、若い後継となる。
平均寿命も短かったと思う。
今年のアメリカの大統領選挙を見ると、ケネディの時代は若かった。
子供の時に読んだ、プルターク英雄伝。
一番は、アレクサンドロス大王。
映画だと、アレキサンダー。英語読みですから。
当時の世界を征服し、32歳で熱病で戦死した。
多分、戦争ばかりの旅で、故郷に帰りたい部下が毒殺したのだと思う。
アリストテレスを家庭教師とし、アレクサンドリア図書館を創設した。
アレキサンダーの没後、内紛戦争が起こり、3つの国に分裂した。
今の、エジプト、シリア、マケドニアである。
その国を、後継者達と呼ばれる部下が引き継いで統治した。
子供心に学んだ、英雄のその後である。
歴史的英雄の下、臣民は決して幸せにならない。
私は、年金受給者世代は、選挙権と被選挙権について、ある程度の制限があっても良いと思う。
それは、私自身が年金世代になったから、言える事。
未来の為に我が命を犠牲に捧げる気力は年々衰える。
正直、今日一日、世間に迷惑をかけないように自制してしまえるのだ。
情けないけど。
社会改革とは、家族にも、友人にも、迷惑をかける。
世間も騒がせる。
それだけの価値を信じて、未来を夢見る若者だけが成せるのだ。
社会改革は。
英雄よりも、市民の安寧を願う。
ルビコン川を渡らなくても良いです。

【9月2日】官房長官

総理総裁になる人で官房長官、副官房長官経験者は多い。
でも、官房長官から、直接総理になった人はまだないと思う。
ナンバー2がそのままナンバー1になるのは、意外に難しい。
周りの嫉妬、不満が潜在しているからである。
その機に不満勢力が一致団結して、政変を起こす。
今回は、少し違う。
今の政権は、実は、今の官房長官が、政界官界に根回し、まとめ上げた。
官房長官が作った、少なくとも、総理と同盟関係で、共に作った政権です。
政権から任命されたナンバー2ではない。
副総理、副総裁は、ライバルを取り込む為のポスト。
副大統領も、大統領が取り込めない国民層に受ける人を指名する。
国民意見の補完の為である。
佐藤総理も田中総理も、表向きは指名しなかった。
今回も、後任を指名しないところにミソがあると思う。
政界の一寸先は闇。だが、2寸先はよく見える。
落とし所。はまり役は、政界用語である。
さて、好きな歴史を紐解けば。
諸葛孔明。
私は故湖山聖道理事長と共に、正しい医療を支え、医療法人と社会福祉法人と株式会社で全国に病院施設を作る戦略を実行した。
諸葛孔明の天下三分の計。と思って下さい。
昔は、行政は、尚書。今は次官。
ホワイトハウスは、補佐官。
首席補佐官ともなると、アメリカナンバー2の権力者。
幕府の側用人も同様。
お局様と呼ばれる秘書も近いかな。
大企業も、秘書室長が次の社長、頭取となった時代もある。
今は、外国の子会社の社長が、本社社長のコース。
次の時代の権力継承は変わると思う。
次の時代に求められるものが変わるならば。
最近、革命という言葉を聞かなくなった。
パラダイムシフトがそれにあたるのか知れない。

【9月3日】ヘリコプター医療空母日本号

国はコロナ対策として、病院船の導入の検討に入った。
私は東日本大震災の時の経験から、日本にこそ、病院船が必要と思いたった。
首都圏大震災が起きたら、東京湾からしか、救出できない。
陸路は全て閉ざされる。
民間ボランティアのヘリコプター の救援組織の設立支援もした。
でも、東京は、ヘリコプターの降りれる場所がほとんどない。
非常時でも、発着毎に管制局の許可がいる。
電話でも良いと言われたが、地震後に電話が通じるわけがない。
国防上しかたがないのはわかるが。
すると、頼りは海路しかない。
各県に、古い客船や、病室に改造したコンテナを乗せたコンテナ船を配船しておく。
どの県で災害が有っても、全県から救援に行く。
被災民、病人を乗船させたら、基地のある各県の港に戻る。
莫大な東京難民は、全国各県で分散して救援するしかない。
隣県に逃げ伸びても、面倒見きれない。
全国の病院施設で受け入れなければ。
病院船趣意書を書いて、何人かの政治家に見せた。
病院船議連までは、できたのだが、費用がかかりすぎると、実現しなかった。
200億円の新造船を2隻作る案だったからだ。
太平洋と日本海に1隻ずつ配置するというのだが。
勿論、日本の造船技術、科学、医療の最先端を体現する最新鋭艦も欲しい。
海外の災害地にも、国連活動にも、日章旗を掲げて、世界に日本の貢献活動を見て貰いたい。
戦争紛争地域でも、感染症地帯でも、安全な洋上からヘリコプターで救援隊が行ける。
今はまず、コロナ病院船で、結構。
古い改造船でも必要。
その日の為に、私は1級船長の免許を取得しました。
日本領海外にも操船できます。
未だ無事故です。
免許取得後、一度も、操船した事がありませんから。
航海中の各船、ご安心ください。

【9月4日】南极科考船“富士”号


漂泊在海上的船。
在宇宙中彷徨的宇宙飞船。
位于银河一隅的太阳系。
受太阳光照射的行星——地球。
小时候,对世界的印象就是船和海。
小学五年级那一年,“南极科考船富士号”竣工。
我当时也去参观了。
外表是橙色的,给我留下了深刻印象。
上面有直升飞机甲板。
我小学时的家庭教师,是南极科考人员。
后来不久,他作为越冬队多次前往南极。
就乘坐这艘破冰船“富士”——
破冰船“宗谷”的继承舰。
男孩可以分成三种。
喜欢宇宙飞船,战舰,超级跑车。
我还没见过喜欢船的女孩子。这是为什么呢?
可能对于女性来说,自己的家庭就会变成一艘船吧。
或者是因为男人总是打算将来有一天离开故乡去远行吧。
电影《异形2》开头的场景,是一艘宇宙飞船前往异形所在星球进行探索。
飞船外面写着“NAVY海军”。
而不是宇宙军或者空军。船应该也是叫做飞“船”吧。
在外太空里冬眠多年,穿越宇宙,这与我对海路旅行的印象很符合。
《海底大战争》、《地球危机》、《青之六号》、《星际迷航》、《迷失太空》。
当年还是小学生的湖山泰成,他的世界全部都是扬帆起航,四处冒险的故事。
而梦想与现实的交汇点,正是指南极的破冰船富士号。
电影《南极料理人》也很有趣。讲的是南极越冬队厨师的真实故事。
或许能成为现在人们因疫情蛰居在家时,家庭料理的参考。
《南极物语》也很有名。
1983年版的日本原作沉重而苦闷。
2006年好莱坞翻拍的版本更明快。
这是我唯一一部更喜欢翻拍版的电影。
我珍藏着小松左京原作的《复活之日》。
虽然好莱坞出面想要翻拍,但被小松左京严词拒绝。
他说如果不在日本拍的话,日本就培养不出特摄技术。
但我还是想看到好莱坞版。
湖山舰队 提督 湖山泰成

【9月5日】南極の氷

何故、南極に基地まで作って、大勢の越冬隊を派遣するのか。
世界中から、学者がこぞって行く。
オゾン・ホールの研究。
オーロラの研究。
帰国した、越冬隊長の話。
丘の向こうから、すごい匂いがしたら、それはペンギンの群れ。
アニメで見るほどの可愛い動物ではないらしい。
南極の大地に寝そべり、オーロラを見ていると全ての嫌な事を忘れる。
無限の時間を感じ、飽きる事はない。
濃縮のウイスキーを持ち込んでいるので、酒に不自由はない。
研究用に、大地氷河に何十メートルもボーリングして、氷を採取する。
その氷と雪で水割りを作る。
氷が溶けると、プチプチと空気が弾ける音がする。
地下深くの氷は氷の重みで圧縮され、空気が閉じ込めれられている。
その空気は何万年も前の地球の空気。
琥珀色のグラスのウイスキーを目元に引き寄せ、泡が弾けていくのをじっと見つめる。
グラスを口元に寄せ、鼻で大気の香りを嗅ぐ。
心持ち、太古のオゾンのよすがを楽しむ。
心は、何万年も前の地球にタイムスリップする。
その隊長は5回南極に行った。
長い合宿研究生活なので、隊員の人間関係は難しい。
喧嘩も多い。
出発前に、性格テストをしておくが、これは的面に当たる。
チームの組み合わせに実に役立った。
社会生活の雑事がないので、働きすぎるのが、問題。
隊員は、若い者から年配者まで、いる。
家族からの手紙が、基地まで届く。
新婚者には、毎月のように届くが、結婚歴が長くなる程手紙は少なくなる。
隊長の自分への便りが一番少なかった。
銀座のバーで、南極の氷の水割りが流行った時代があった。
溶ける氷の泡にロマンを感じるのは、男だけだ。

【9月6日】タイムスリップ型読書

どれ位本を読むのですか?
週末にまとめて読むことが多いのですが、日に2冊位です。
金曜日の夜から、月曜日の朝まで、10冊位読む時があります。
カーテンを閉めて、ベットに潜んでいますので、昼夜の区別がつかなくなります。
窓の薄明かりを見て、ネクタイを絞めたら、日曜日の夜だったと言う事がありました。
夕日と朝日を間違えたのですね。
ベットには、読書用に半身起きる位のクッションが置いてあります。
そのまま、寝てしまうので、翌朝首が痛く、首の体操が朝の日課です。
テレビも付けっぱなしです。ニュースが流れています。
子供の時は、FMラジオで音楽を、今は録画した映画をつけっぱなし。
昔は、ナガラ族と言われました。
今は、同時処理能力、並列処理作業とでも呼ぶのでしょうか。
本も、眠くなると床に積んだ次の本に変えます。
何冊も分野違いの本を同時並行で読みます。
ハードカバーの歴史、経営の本。
ソフトカバーの社会評論、心理学の本。
新書版の新刊ほぼ全て。
雑読、雑学の人生です。
書評家が理想の人生でしたが、全く不向きでした。
私が読書するのは、その世界を正しく理解する為ではないらしいのです。
読みながら、そこから、触発された別の考え、別の世界に行ってしまうのです。
特に小説は、登場人物に感情移入する前に、別のストーリーを空想してしまいます。
自分の意識は常にパラレルワールド、並行宇宙に同時存在しているのでしょう。
多数の施設、多数の問題を同時に抱え、多数の案件を同時に進めています。
経営として、当然です。
経営者として、必要な能力でもありましょう。
個別の事業責任者はこうでは、困ります。
継続的思考業務処理でなくてはなりません。
仕事の順番、段取りが大事。
一歩一歩積み上げて、山を登ります。
事業の完成は登頂でもあります。
施設開設後、30年も経ち、保険制度も変わり、新しいサービス、新しい建築設備で建て替えなければならない事業も出てきました。
今度は下山の道です。
登山は上りよりも、下りの方が危険です。
天候の変化を読みながら、足元一歩一歩確実に。
一気に駆け上る方が、気持ちは楽です。
私は、会議でも、A法人の報告を聞いている時、同時にB法人が頭の片隅のスクリーンに写ります。
Aだったら、こう言う問題が起きたが、Bでも同様なはずだ。
でも、Bは今から、こうすれば、対処が間に合うのではないか。
こんな風に思考が飛ぶので、職員と会話が噛み合わない事があります。
Bの責任者は、まだ、うちは大丈夫とタカを括っている場合が多いのです。
私だけ、テレポートかタイムスリップしているわけですから、皆さんのせいではありません。
私のせいでも、ないのですが。
そうでなければ、先の天候を読む経営にはなりません。
天気予報を観れば、台風のコースは解りますが。

【9月7日】速読は印象派読書

小学生の頃に、はまったものに速読術があります。
当時古本屋さんには、速読術、記憶術、速記のノウハウ本が沢山ありました。
どれも、古く、汚く、書き込みを見ると、読者は頭が良さそうには思えません。
成功者になったとも思えません。
でも、その手の本を買い込み、練習に励みました。
もともと、読みたい本が山のようにあり、小学生のくせにコーヒーで机で寝込むまで、本にかじりついていました。
トイレも風呂も、往復3時間の通学も読書。
おかげで、確実に近眼になりました。
速読は、一行を上下2回の目の動きで見ます。
1字1字読んではいけません。
単語単語で読んではいけません。
英語を英語のまま意味を理解するように、逐語転換してはいけません。
つまり、風景を観るように、一瞬で、全体を理解するのです。
クラシック音楽や、印象派の風景画を理解するように。
数式ではなく、幾何の問題のように。
数字の表ではなく、グラフを見て理解するように。
同じ著者の本を全て読むと、新著も内容の3割は、既に書かれて来た事の焼き直しです。
著者の本をまとめて読むとよくわかります。
何十冊著書のある人でも、オリジナルはわずかです。
比喩を使った、他人の学説主張の牽引と解説に終始している箇所が多いのです。
関心のある著者の本を全部読んで行くと、年々の思考の変化が読み取れます。
時代の先読みをしても、当たりません。
何故自分は間違ったかと、正直に分析反省し、次の分析をする学者、評論家は稀です。
評論月刊誌は、一年遅れでまとめて、図書館で目次を見てください。
その時代、その月のニュースが今どうなっているか。
もう、忘れらていないか、当時の注目が継続しているか、考えてみてください。
本の個別の知識よりも、著者の頭脳、体験、人生そのものに関心を持ちます。
自分が老いて初めて納得できる事象もあります。
思考が水泳だとすれば、読書は他人の頭脳の海に飛び込む事です。
速読では、十分に本の内容を咀嚼できません。
勉強の為ならば、7回読む必要があります。
私は、個別の内容を忘れて、自分思考理論のデータを増やす為に本をめくっているのでしょう。
読書家の財界人が、新聞は読むものではなく、スキャンして時代を知るものだと言っていました。
読書は目的ではなく、手段。
私にとっては、交響曲を聴くような、頭のマッサージ、リラクゼーション、知識の宝物探しです。
でも、人生、それだけで終わっても良いと思います。

【9月8日】速記算盤計算尺

速記は、中学校の頃に関心を持った。
アメリカ映画で、秘書が皆速記でボスの指示をメモしている。
通訳も使っていたはず。
講義ノートとして、格好良い。
暗号ノートみたい。
レオナルド・ダヴィンチに憧れていた。
ダヴィンチは、ノートを鏡文字で書いていた。
鏡で写さないと、読めない。
発明の秘密を盗まれない為である。
鏡文字をスラスラと書いたと言う。
007、0011ナポレオンソロが流行っていた頃。
何やら、秘密兵器、秘密の能力に憧れていた。
でも、いつの間にやら、速記をしている人など見なくなった。
通訳の人も、録音があるので、ノートは単語で、普通文字で記録しているらしい。
算盤は古典芸能、頭の体操になったような気がする。
今、ソロバンを出来る人がいたら、尊敬する。
認知症防止に、頭の訓練に良いような気がする。
計算尺も憧れの対象だった。
科学者が、講義する時、さりげなく出す。
この銀河迄行くのに何億年掛かりますなどと、黒板の前で計算する姿に憧れた。
アインシュタインや湯川博士が、ロックスターよりカッコ良く見えた。
ガロアの様な数学者も同様。
実社会から逃避できる世界ばかり、憧れていたわけです。
野球、プロレス、競泳。競技は関心がない。
とにかく、人と競う事が嫌。共同作業が嫌。
妄想癖の少年でした。
孤独でも寂しくはなかった。
天才学者が頭の中で、先生でいましたから。
スターウォーズのヨーダですね。
今は、居なくなってしまいました。

【9月9日】記憶術

9月9日は何の日?
きゅうきゅうの語呂合わせで、救急の日。
厚生省が決めましたが、語呂合わせで、救急医療関係者の士気が高まりますかね。
世界占いの日。
ノストラダムスの終末の予言日。
1999年9月9日に世界は滅んだはずだが、今は来世か。
手巻き寿司の日。
くるくるの語呂合わせ。
私は本当にものを覚えが悪い。
特に人の名前と顔が覚えられない。
私のスケジュール表には、来社の方の社名と名前が必ず書かれている。
前日に予定を確認していても、朝になると、朝一の予定は覚えていても、午後の予定が思い出せない。
小学校の同窓会でも、ほとんどの人の名前を思い出せない。
当日の幹事なのに。
でも、中には、会うたびに相手の名前を迷わず、間違えずに呼びかける同窓もいる。
頭の構造が違うのだろう。
サバン症候群は映画レイン・マンで有名になった。
数字の記憶力、計算力が並のコンピューターより、早く正確。
でも、人とのコミニケーションは普通には出来ない。
天才的科学者や、世界的企業経営者に文字を読んで理解する事に不自由な人もいるのは、今は良く知られている。
情報の脳内処理が、普通と違うと言うことまでは、現代の脳科学で解明されつつある。
デジタル的な処理、確実な記憶の能力が悪くても、他の機能が優れているのではないか。
絵画、音楽、天才的芸術家は変人と言われるのも、理由があると思う。
勿論、記憶力の悪い私も、他にその分良いところがあるはずだと、思いたいのだ。
私の記憶は、殆ど映像で保存されている。
プルーストの「失われた時を求めて」では、紅茶で浸したマドレーヌの味と香りが遠い記憶を呼び覚ます。
慢性鼻炎の私にその様な記憶はない。
多元性と融合の思考が多いのも、個別の記憶識別に弱い脳の認識力の結果ではないか。
ものごとも考え方次第。全て個性と思えば、落ち込む必要はない。
記憶術の本も殆ど読んだ。
抽象的な数字を、語呂合わせで覚える。
具体的な物、その画像に例えてその画像を頭に浮かべて覚えやすくする。
既に記憶されている順番に絡めて覚える。
東京駅に小林さんが立っていて、有楽町駅に安藤さんが立っていて、新橋駅に鈴木さんが立っている。
そう言う映像で覚えると順番に思い出しやすい。
そのノウハウは秘密でも何でもなく、歴史的にも有名。
その学びの徒の私が言います。
記憶術は受験技術の一部に役立っても、そこ迄。
人生にはさほど影響はない。
記憶術のおかげで、新発見をしたり、経営に成功したり、人間関係が良くなったりはしない。
そうゆう人を見たことがない。あった事がない。
そう言う事に気を取られない性格の人が、愚直な努力で誠実に生きて成功する。
政治家も、小説家も、経営者も実世界では、忘れてはいけない事よりも、忘れなくてはいけない事の方が多い。
政治家は恨み、嫉妬を忘れられず、無用な権力争いをする。
小説家は一作書き上げると、その小説の世界を頭から消さないと、次の作品が書けない。
だから、酒を飲むのだ。
と、言っていました。酒飲みの自己弁護としか聞こえませんが。
経営者も職員の不誠実で、仕事が嫌になってしまう事は数知れません。
経営者の人生のトラウマは、酒では忘れられません。
全人格と全人生、全財産をかけてより素晴らしい新たな事業に邁進するしかありません。
常に、より高い山を目指す登山家に似ています。
命を懸けて登った山での風景は、忘れたくとも忘れられるものではありません。
人生の体験、経験に記憶術は入りません。

【9月10日】特養ホームから美術館に

銀座本部ビルには美術品オークション会社がテナントとして入っている。
上場している業界大手。
年に数回オークションに参加したことがある。
と言うのは今年はコロナで開催されなかったからだ。
仕組みは映画テレビでお馴染み。
番号札を上げて、金額を吊り上げる。
事前に参考価格入りのカタログを見て、上限価格を定めて置くのだが、熱くなってつい競ってしまう。
また、進行係はあおるのが上手い。
見ているだけでも、テニスよりより面白い。
殆どがプロ。画廊の仕入れ。
私如きの素人は、のめり込まない様に、隣に本部スタッフに同席してもらう。
電卓を叩いて予算を超えると、ゲーム終了を告げてくれるのである。
タオルを投げられたボクサーの気分。
その度に、家賃を上げればいいじゃないかと、冗談を言うのだが。
時々、揃いに揃ったコレクションに出逢う。
アンティークなオルゴールばかりとか、人形ばかりとか。
財産家が一生をかけて収集した、羨ましい限りのコレクションである。
展示品を見るだけで、その人の人生、価値観、センスがわかる。
何故これ程のコレクションをオークションで散り散りにしてしまうのか。
誰かまとめて引き取る資産家はいないのか?
何処かの美術館に寄贈すれば良いのに。
聴くと、相続税の支払いの為やむ負えないのだとか。
オークションのバラ売りが1番高く処分出来るのだそうだ。
本当のお金持ちだと、財団で美術館まで作るのだろうが、誰もが出来るわけではない。
小生も財産を社会福祉法人に毎年寄付しているので、美術品コレクションを持つ程の余裕はない。
持っても、死ねば税金の為に散逸されてしまう。
それならば、社会福祉法人に美術品も寄付すればよろしい。
社会福祉法人の財産はお国の物。
個人、会社の手を離れる。
美術館を新たに建設せずとも、特養ホームそのものを美術館にして仕舞えば良い。
入居者様も、ご家族も、職員も、地域の人も皆さんも鑑賞出来る。
作家も出来れば、地元にゆかりのある人が良い。
美術館の看板を掲げれば、イベントを主催しなくても、何時でも来て貰える。
自由に鑑賞して貰えば良い。
地産地消は、農産物だけではないはず。
文化も、工芸も、芸術も。
そればかりか、地元出身のアーティストの支援も。
特養ホームは地域福祉だけではなく、地域アートの文化館となる。
入居者は美術館に住んでいると思って下さい。介護付きの。
それが私が目指す、自分が暮らしたいホームである。

【9月11日】ワールドトレードセンター崩壊

9・11 と言えば、ワールドトレードセンター崩壊のニュース映像を思い出す。
ハイジャックされた旅客機が自爆テロ。
煙の中で、巨大ビルが自壊していく様は、映画のCGとしか見えなかった。
それ以来、アイアンマンの様なマーベル特撮映画を見ても、ショックを感じなくなった。
スパイダーマンが超高層ビルの谷間を飛んでも、大した恐怖感を感じない。
映画で、ビル崩壊のシーンを観過ぎてきたので、現実のニュース映像も、本物と思えなくなっていた。
新作映画のパニックシーンと錯覚してしまうのだ。
作られた映像、作られた物語、作られた顔。
リアルと偽装。本物と贋作。
本物の自分と鏡の中の自分。
鏡の映像が、何故、左右反転して見えるのか、未だ科学的には説明できないと聞いた事がある。
本物の自分が、鏡の中の自分、影の自分に支配される童話があったはず。
歴史的真実とか、本当の自分とかを考えだすのは、青春の気の迷いだと思っていたが、老いて気になり出すのは、第二の青春か、意識の後退か。
コロナの雨宿りのつもりが、長い防空壕生活になってしまった。
社会活動が止まれが、内観的にもなる。
今朝の新聞を見ても、9・11 の記事が見つからない。
2001年の事件だが、もう忘れられたのだろうか。
20年も経っているのだからそうあるべきなのかもしれない。
20年自分は何をやっていたんだろうか?
などの愚問は考えない様にしたい。
9・13で、父聖道理事長の一周忌になる。
この1年の迷いを吹っ切り、新しい湖山を登る。

【9月12日】セイドウ君

故湖山聖道理事長は、名をマサミチと読む。
祖父が名付けたと思うが、すごい名前だと思う。
牧師になるか、医者になるかしかない。
高校の時、英語の先生の勧めで、キリスト教の洗礼を勧められた。
一度はその気になった。
冷たい水風呂に、頭迄入水しなければならないと聞いて止めたそうだ。
信心は元々薄かったわけだ。
当時は、教会の英語学校に行くのは、コーヒーやお菓子が目的だったのでは。
少なくとも、キリストの教えより、魅力的だったのだろう。
後に、頭に水をかけてもらうだけで良いと聞いて、洗礼を受ければ良いと後悔したそうだ。
父は常に実利、現実主義の人だった。
病気を治す事以外に価値を置かなかった。
政治や、宗教、芸術にも関心が薄かった。
碁と将棋が好きで、プロに毎週の様に指導を受けていた。
日曜日のテレビ番組も全て録画して、深夜迄、観て勉強していた。
なんと言っても、勉強熱心で、継続する。
習慣にし、サボる事がなかった。
ゴルフもそうだ。
毎週末は、夫婦で、ゴルフコンペに参加した。
母が先にホールインワンを成し遂げた時には、本当に憤慨していた。
世の中間違っていると。
やがて、父も同じホールで成し遂げ、夫婦円満を取り戻した。
そのショートホールには、二本の植樹が並んでいる。
でも、本当に好きだったのは、麻雀だと思う。
私のミルク代は、麻雀で稼いだと、父は良く冗談で言っていた。
セイドウ君は勝つまで離してくれなかった。
一高のポン友の方に言われた事がある。
とにかく、勝負熱心で、最後迄粘るのだそうだ。
診療にも、その姿勢。
最期の瞬間迄、治療、延命。
安楽死、尊厳死、終末期医療と言う言葉は、父にはなかった。
一高、東大の同窓生は、皆さんセイドウ君と呼ぶ。
マサミチと読む人はいない。
お互い、名前を音読みで呼んでいたと思う。
湖山聖道はコヤママサミチより、コザンセイドウ。
湖山泰成はコヤマヤスナリより、コザンタイセイ。
俳号みたで、重みがある。
戒名には使える。

【9月13日】順天堂創設記念日

1843年9月13日 蘭学者佐藤泰然が、病院兼蘭医学塾「順天堂」を創設した。
1955年4月16日 湖山泰成が順天堂医院にて生まれた。
現在、順天堂大学の客員教授を勤める。
順天堂病院ではなく、順天堂医院と言うのも開設当初の名称医院を引継いだからでしょう。
メイヨー・クリニックも大病院ですが、クリニックと称しています。
偶然です。
今日が、父故湖山聖道理事長の命日。
一周忌になります。
故人の遺志に従い、式典も何も致しません。
同窓生が、亡くなった通知が来る度に、父は達観して来た様です。
湖山13000人の職員にも迷惑をかけてはいけない。
命を救ける仕事は24時間365日。
1日と言えども休めない。
大晦日も正月も毎日救急病院に通っていた医師の気持ちです。
葬式は遺族が心の整理をする為。
一周忌も、残された者達がしっかり継承していると、社会に納得してもらう為の儀式でしょう。
あえてしない、と言うのもかなり厳しい遺言です。
37年前に、父が理事長・院長。
私が常務理事として、湖山医療福祉グループを創設し、経営をして来ました。
株式会社系も小生が、創業社主です。
父子鷹と言う程カッコ良くは有りませんでしたが、仲良く助け合って人生を送って来ました。
2人の親子としての会話の記憶は殆ど有りません。
何時も湖山グループの経営のことばかりです。
父は、医療の責任と心配ばかり。
子は、未来の夢ばかりです。
2人とも自分の老後の心配は全くしてませんでしたね。
歯車とか両輪とか言う程には上手く効率よくは有りませんでしたが、ぶつかる事もありませんでした。
医療と経営と完全に分離していたからだと思います。
湖山は今、600隻の船が日本中の海で航海をしています。
私は600人の艦長と1000人の副艦長を、育て支える事が、父から託された仕事だと覚悟しています。
父の医療を支える経営から、湖山グループ全職員に使える経営となりました。
向上心と倫理観の高い職員に成長の機会を作る。
職員教育を第一とする。
当たり前の事を、真面目に継続する。
ただ、父からは晩年には、無理をするな、楽になれよ。
と、別れ際に何時も言われました。
冬山登山では、リーダーは最後尾を歩きます。
後ろから全メンバーの安全を確認する為です。
でも、吹雪が激しくなり、進路が見えなくなると、リーダーがトップを歩きます。
1番豊富な経験者である事と、必ず手足と顔が凍傷になるからです。
これから、冬山登山の時代になるのであれば、私はその覚悟で臨みます。

【9月14日】ディズニーに行きたい

2001年9月14日 ディズニーシーがグランドオープン。
私は、毎年1回、秋にディズニーに行く。
その年の新卒の職員研修として。
全国から、飛行機、新幹線を使って、600人位がディズニーの隣のホテルに泊まる。
新卒が360人、引率先輩が240名位。
フレッシャーズ・フェスと言う。
初日はホテルで、法人毎にパフォーマンスをする。
法人毎のチームワークを醸成させる為だ。
ダンス系が多い。何でもあり。
この秋のディズニーを楽しみにして入社した人もいると聞く。
先輩から聞かされているのだ。
新幹線やバスの中で、初めて合同練習が出来ました、などと言われる事もある。
春の全国合同入職式と並んで、湖山の2大イベント。
2大予算でもある。
最初はこれ程続くとは思わなかった。
あまりにも感激で、全員に好評だったので、止められなくなったと言うのが、本音。
大阪のユニバーサルは関西法人が乗り気にならなかった。
大阪ならば、いつでも行けるが、東京ディズニーはそうはいかない。
上海ディズニーも、来年の上海老人ホームの竣工後は検討したい。
ホテル飛行機代は東京集合とあまり変わらないのではないかと思う。
ハワイやスウェーデンに新人を視察見学に毎年の様に行った。
今は、国内で手一杯だ。
コロナで、県境も国境の様になってしまった。
法人毎の新人同期チームを作る。
でも、最近はそれよりも、もっと大事な事をしているのだと気がついた。
先輩が、なんとかして新人を大事に育てよう、と言う社風を醸成しているのだ。
初回の年は、年配者から不満が多かった。
私の年にはなかった。
ディズニーに行ける人は良いが、残るスタッフはローテーションがきつくなる。
その通りだ。
でも、今は違う。
頑張って行って来てね、と応援されて送り出されてくる。
甲子園に似ている。
フレッシャーズの1番素敵な所は、先輩達の応援メッセージの映像がある事だ。
壇上に上がる新人達も、嬉しくで泣きそうになる。
勿論、引率の幹部先輩も泣いている。
勿論、代表の私も。
現場の大変な先輩が、新人を苦労して育て、晴れの日の舞台を1番喜んでいる。
ご両親にも観てほしい。
親御さんもご招待したい位だ。
この子を成人まで育てて頂いた事に感謝して。
それも出来ずに今日に至った。
今年は、ディズニーに行けない。コロナのために。
本日は、銀座本部で私のビデオ撮りがある。
新人へのメッセージ。
本人達の目の前で挨拶できないコロナの時代。
頑張った新人以上に、彼らを育てた湖山の先輩達に感謝のメッセージを送りたい。
産み育てたご両親に変わって。
ありがとうございます。

【9月15日】ディズニーランドに行きたい

オリエンタルランドのダンサーが、賞与カット、職場移動、解雇と報道された。
やはり、そうなってしまうか。
役者も、漫才師も、ダンサーも、居酒屋やラーメン屋でアルバイトをしている。
何故、介護施設でアルバイトをしてくれないの。
と、会う度に声をかけるのだが、そうはならない。
居酒屋には若い仲間が大勢いる。
湖山にも、新卒若者は沢山いるいるぞ。
食事付きで牛丼が食べられる。
湖山の施設では、毎日もっと美味しい食事を食べられるぞ。
たまには、メロンもあるぞ。
デイサービスだったら、歌って踊って練習が出来る。
ディズニーランドも10年経ったら、車椅子、杖をついた老人のゲストが増える。
親子連れよりも、孫連れの方が増えるに違いない。
孫割引をつくるべき。
ディズニーランドに行く事を、屋外短時間デイとして介護保険請求と認めて欲しい。
介護保険で、入場料は払えます。
ダンサーはマンツーマンで老人にアテンドして欲しい。
歌いながら、軽い足取りで車椅子を押したら、ファンが増える。
メリーポピンズの公園シーンみたいに。
訪問介護で、請求するのは、ダメですか。
湖山グループはヘルパーの資格取得を支援します。
コロナがもう少し、治ったら、地域交流室を提供しますので、練習場に使ってください。
シャワーもあります。

【9月16日】どこでも本社

人材派遣大手が、東京の本社機能の一部を淡路島に移す。
1200人が島に移り住む。
家族連れで。
大阪、四国と橋でつながっている瀬戸内海。
家族の生活も楽しそう。
でも、東京生活から、家族毎転勤はすごい。時代が変わった。
単身赴任が減り、コロナ、在宅勤務テレワークの時代の現象か。
夫婦共稼ぎ、学校の事を考えると、条件が可能な家族は少ない様にも思える。
でも、首都圏機能の一部移転としては、画期的と思う。
他社が同様にできるかは、難しい。
日本沈没以来、東京から、神戸に転居した有名なSF作家がいた。
運悪く、神戸大震災に襲われた。
その後東京に戻ったと聞く。
私も、地方に積極的に展開したのは、東京東海の大地震の心配をした事も事実。
銀座の病院は津波の恐れがある。
富士山の麓の病院では、富士山の噴火もゼロとは言えない。
どちらも危険因子がある。
でも、その後、鳥取で、新潟で、宮城で、福島で大雨洪水大震災に見舞われた。
各地、各法人が全国湖山の支援声援で乗り越えて来た。
地元で独立して医療介護が成り立てばそれで良いと思って始めたのだが。
全国の仲間がこれほどありがたいのか。
これほど、思いが強いのか。
創業者の私が、感激して教わる事が多々あった。
連携連帯は、採用教育、文化支援等に広がる。
地元地元で自立できた上で、連合連帯のグループになる。
地元の産品文化を湖山のネットワークで首都圏に紹介している。
首都圏の施設の多くは埼玉千葉神奈川で、東京を囲む様に配置されている。
東京救済の城となる事を期待して。
全国からの救援隊は、首都圏周辺施設が、まずは受け入れる。
直には東京に入れないであろうから。
今は、コロナも重なり、東京のリスクが1番高い。
でも、湖山の銀座本部が地方移転するかと言うと、その必要はない。
何故なら、湖山グループの多くの法人本部は元々地方にある。
東京を移転させる必要はない。
地方の地元の人を育てて、地方を本部として成長させるのが湖山の理念。
人間、人材も地産地消。
各県独立法人の連合共和国で、各施設もスタンドアローン。
そして、湖山共和国はある。
創業者の父も私もそう信じて今日がある。

【9月17日】夜明け前の新聞

随分昔になるが、こやまケア研修会で発表されたケース。
富士山麓の介護施設。
夜明け前4時過ぎになると、毎朝施設1人で施設外に出て行く入居者がいた。
認知症だが、職員通用門から職員交代の頃を見計って、毎朝散歩に行く。
そして日が昇る頃になると帰ってくる。
介護スタッフは止めようとも思ったが、どこへ行くのだろうかと試しに、黙ってついて行った。
すると、近くの高台に行き、ずっと、日の出を見ていたそうだ。
日が昇ると笑顔で満足そうに施設に帰る。
問題はなさそうだと、毎朝の様に2人で日の出を見に行く事になった。
認知症であっても、毎朝の日の出を拝みに行く。
妙に感心した事を覚えている。
この日記も、夜明け前の日記。
私は認知症になっても、この日記を書いているのでは。
読む人もなく、意味もわからなくなっても。
それでもネットで世界中にデジタル情報として回っている。
日の出の明るくなる頃にメール発信している。
私も、毎朝日の出を拝む事になる。
私の毎朝の祈り。
日記を書く前には、テレビニュースを見ながら、ネットで電子新聞を読む。
朝のネタ探しになっている。
湖山の仲間に伝えなければならない情報を確認する。
当初は、4時にならないと、ネット版新聞は配信されなかった。
その頃、ロータリーで新聞社の重役の話を聞いた。
システム的には2時過ぎから配信できるのだが、4時からにした。
企業の広報担当者がかわいそうだから。
大企業の会長社長は皆年寄り。
夜中に目を覚ます。
直ぐに、その日の新聞に目を通す。
自社に関わるニュースがあれば、直ぐに広報担当重役に電話をかけて激を飛ばす。
何時であっても。
広報担当者から、新聞社に泣き言が来る事は目に見えている。
だから、配信前の4時迄は、広報も安心して寝ていられる様に配慮した。
笑ってしまったが、本当だろうなと思った。
最近は3時に、もう発信されている。
今日の1面は、新内閣の顔ぶれが発表されている。
前内閣からの、実務型閣僚の顔ぶれが揃っている。
小説日本沈没でも、内閣改造の場面がある。
国難の前に、国民に秘密で外国と救援交渉をしなければならない。
時の首相は、強い決意と使命感の下、強力実務型内閣を組閣する。
今の日本も、国難を迎えているに等しい。
長年、官房長官を務めて、新たに総理に就任する。
人は、常に、新たな山に昇り続けるものなのだなと、納得した。

【9月18日】監督力

勿論、野球監督の話ではありません。
映画監督の事です。
医療福祉映画の支援を心がけています。
映画製作の支援に資金援助の要請も多いのです。
でも、そのお金が報われた事はありません。
監督の前作の借金に使われた事もありました。
自転車操業で映画製作企画で資金を回していたのですね。
それ以来、出来た映画を試写で観て、納得したらチケットを買う様にしました。
100枚単位で前売りチケットを買って、お中元お歳暮として、差し上げます。
面白いもので、どんな偉い人も、どんなお金持ちでも、映画のチケットは喜んで受け取って頂けるのです。
政治家や、病院院長の様な忙しい方ほど、実は映画ファンが多いと思います。
映画チケットは安くはありません。
余程好きでなければ、自分で買わないものです。
その内、ロードショーチケットは商品券みたいな贈答用金券扱いになるのではと心配しています。
とにかく、映画館で映画を観てください。
銀座の映画館保存運動みたいに頑張っている小生です。
マイナーな映画でも、特に日比谷銀座で上映されるのならば、余計に力が入ります。
只、最近気になるのは、とにかく、上映時間が長いのです。
フィルム代が高かった昔は、1時間45分位でした。
1時間30分の二本立て上映が出来たわけです。
今は2時間半も珍しくありません。
アメリカアニメは、製作関係者の名前が延々エンドロールで続きます。
私は、エンドロールをカットしてくれるのなら、料金を上げてくれても良いと、冗談を言うくらいです。
映画関係者は、製作者の名前を全て見て確認する迄席を立たないのが礼儀です。
でも、さすがに勘弁してくださいと思う時があります。
デジタルになって、無限に撮影できる様になったからです。
医療福祉映画は、ロケ地の行政の協力を受けています。
出演の役者もボランティアに近い。
役者も、地元も力が入っています。
手弁当で参加の方も多い。
どうしても、その映像をカットできなくなるのはよくわかります。
私も、映画撮影に協力した事はありますから。
出資者に恨まれても、地元に恨まれても、役者に恨まれても、編集上カットしなければ、冗長な作品となります。
小説も、映画も同じです。
巨匠も作品が長くなりだすと、歳かなと思います。
編集力とも、切る力とも言います。
観る者に、緊張感と想像力を要求するのが、作品の訴求力です。
それが出来ないならば、お金を出して観てもらう価値も資格もありません。
それでも、私はチケットを買って配ります。
映画関係者の皆さん頑張ってください。

【9月19日】沈黙の音

10年前、新人若手監督の新作を観た。
文科省の補助金をもらい、東北寒村の廃校を舞台に、心温まる人間ドラマ。
山村の雲の流れる空から、次第にカメラは大地に降りてくる。
雪の積もった大地。
雪の大地に、人の足跡が一歩一歩、残されて行く。
無音のまま。静寂のまま。
足跡が一歩一歩。ゆっくりと。
2分くらいだったが、無限の静寂の様に感じた。
その間、不安になり、何故か落ち着かない。
人間の脳は、無音、完全な暗黒、皮膚の無感覚に耐えられない。
その状態が続くと、やがて、幻想を観る様になる。
暗闇での座禅は同様な生理的現象を誘引して、瞑想する。
SF作家マイケル・クライトンは棺桶みたいな感覚遮断ボックスに入って、瞑想するのが日課だった。
瞑想の中に、新しい感覚、発想が生まれるらしい。
私は風呂で十分だが。
その若手監督に、何故、冒頭シーンに音楽を入れなかったのかと聞いた。
雪景色の大地の静けさを、完全な無音で表現したかったのだと、答えた。
でも、無音は不安になる。
音響の故障かと思って、ボリュームをいじったよ。
映画では、撮影したばかりのフイルムにBGMを入れるて観るのを、絵が立つと言う。
音無の映像を観ても、何も感じない。
味のない料理を食べている様に味気ない。
映画は、セリフや、環境音があって、観る人の心を動かす。
サイレントムービーよりも、ラジオドラマの方が、心を動かす。
感動する。泣ける。笑える。
無限の宇宙を行く宇宙船。
熱も音も全く無い無限の宇宙。
それを表現するにも、実は耳に聞こえない位の低音か高音の音が流れている。
そうして、初めて、音の無い静寂の死の宇宙を感じられるのだ。
無もまた、星の光と超高低音で表現するのが、映画技法だ。
落語も、演劇も過剰な言葉、セリフよりも、沈黙の間で、表現する。
沈黙の音。
何を言うかよりも、何を言わないかの方が大事な事の時もある。
私の心の沈黙は何を語っているのだろう。

【9月20日】大根役者

最近は聞かなくなった。
舞台にヤジを飛ばす時に使った。
舞台から降ろして、大根おろしにしてしまえ。
みたいに。
小学校6年の時、淀川長治映画教室で聞いた。
何故、大根なのか。
大根は、どんな味にも素直に染まって、美味しい。
つまり、どんな脚本、演出にも素直に従う。逆らわない。
主演女優が相手役に選ぶ男性は、個性の薄い2枚目だそうだ。
自分の役が喰われない様に。自分の方が目立つ様に。
昔の日本映画。
映画の冒頭シーン。調理場のまな板が映る。
大根が、トントン包丁で切られていく。
まな板の大根が一枚ずつ倒れて行く。
その度に、大根に、出演者の名前が表示されて行く。
切られた後の大根がスクリーンになって。
本日上映の出演者は皆、大根役者。
ウイットに飛んでいる。
笑えるけどキツイ。
フランス映画だと思ったけど、その元ネタの映画があった。
冒頭シーンが調理場で、大きなハムを切っている。
そこに、ジャンポール・ベルモンドなどと役者名が出る。
もっと、古い役者だったかなあ。
私は、おでんの大根が大好き。
たっぷり、湖山の出汁が染み込んだ大根。
全く、味の染み込まないコンニャクも必ず食べますが。
湖山のおでんか。
具材が独立して際立っているので、カレーやシチュー迄にはならない。
おでんか、ポトフ。サラダかな。
湖山の料理は所詮、懐石にはならない。
大鍋で、全員で頂きましょう。

【9月21日】アメリカの夜

「アメリカの夜」とは、映画技法の一つ。
カメラレンズにフィルターをかけて夜のシーンを昼間に撮影する事。
この言葉を有名にした名作がある。
「映画に愛をこめて アメリカの夜」
1973年製作 フランソワ・トリュフォー監督
ブリットのジャクリーン・ビセット主演
ニースの撮影所で撮影されたフランス映画
アメリカ女優主演で、ナイーブなフランス人監督
アカデミー賞を総なめし、映画オタクの聖典となった。
20歳の頃に観た、私の青春映画でもあります。
スタジオで映画撮影中の人間関係、トラブルを題材にした、劇中劇。
ナイーブなトリフォーが、巧みに映画技術を披露しています。
映画製作を目指した若者は必見でありました。
アメリカ、ロサンゼルスのハリウッド
イタリア、ローマのチネチッタ
「蒲田行進曲」も東映京都撮影所を舞台にしている。
撮影所がそのままテーマパーク化して、見学者も多い。
人気映画をテーマパークのアトラクションにするのも当たり前になった。
豊島園の跡地には、確か、ハリーポッターのテーマパークが出来るはず。
特撮技術ももう、CGを超して、仮想現実となれば、マトリックスが標準。
昼を夜に観せる。見立てる。
最近、半世紀以上も前のドキュメンタリーフィルムを、コンピューターで色彩を付けるのが流行っている。
モノクローム画像は、それで、古めかしくて時代相応で良いと思うのだが。
これは、時代の過去の影を現代の昼に見立てる「アメリカの昼」とでも言うのだろうか。
ジャクリーン・ビセットは今年86歳になる。
古い映画を観ることは、タイムマシンに乗るのと同じだと思う。

【9月22日】カチンコ ハイ!スタート

喜劇映画で、映画監督の登場シーン。
助手が折りたたみのディレクターズチェアを広げる。
何故か、ベレー帽の監督が脚本を丸めて手にして登場。
首に下げたメガホンで、ハイ!スタートと叫ぶ。
同時にカチンコが鳴る。
カチン!
黒いボードには、白墨で「S3−4−5」書かれ、カチンコのアップ。
陸上競技のホイッスルでは、さまにならない。
カチンコは、撮影のスタート、終了を監督が指示命令する為のもの。
音と、番号の両方に大事な意味がある。
番号は「シーン3、カット4、テイク5」と読む。
同じ、セリフのカットの5回目。
そろそろ役者さんも疲れてきたが、監督がこだわり続けている。
子供や犬が、脚本どうりに動いてくれない。
江戸時代の設定なのに、空に飛行機が写ってしまった。
などで、幾度も取り直す。
地下の映画館での撮影で、隣を走る地下鉄の列車音が入ってしまい、幾度も撮り直した事を思い出した。
私は、映画館の客役のエキストラで客椅子に座り続けていたから。
仕事をサボって、映画館に昼寝に来たサラリーマン役だった。
わざわざ、湖山グループの紙袋を手にしておいた。映らなかったけど。
スタートの監督の声だけでは済まないのは、録音の音合わせの為。
録画と、録音の設備は同調してないので、編集で、頭合わせが必要。
あの、カチン!と言う拍子木の高い音で、映像と音声の頭出しをする。
今のビデオでは全く必要がないので、その苦労はわからない。
頭を揃える。と言うのは、最近あまり見なくなった。
先頭に習う朝礼の列。
マスゲーム、行進。
映画撮影において、記録係と言うのは、監督より、大事だったと思う。
このシーンがまだ、終わっていない。
もう、役者の日にちの押さえがないのに。
天気が悪くて、日が落ちて来た。
エキストラの数と弁当が足らない。
なんと言っても、もう予算の足が出ている。
監督なんとかしてください!
監督は撮影を休止して、役者をなだめに、金を無心しに、回る。
その間、助監督が、風景シーンを撮影していたりして。
私は、本物のカチンコは持っていない。
でも、カチンコデザインのカフスを持っている。
誕生日のプレゼントに頂いた。
起工式用に、ディレクターズチェアを用意させようかな。
何故か、椅子には、皆名前入りだ。
最後のセリフは決まっている。
ハイ!カット。
本日の日記を書くシーンは無事終了いたしました。

【9月23日】足元から見直す

アフターコロナの世紀になって、生活が自宅中心になった。
もう、40年以上暮らしているのに、実家に間借りしているような生活だった。
自分は、2階の寝室と風呂場以外使わない下宿人生活だった。
今は主人の両親がいなくなり、一部屋一部屋荷物を整理して、家族の思い出を整理している。
7年前に母が亡くなり、1年前に父が亡くなった。
この家にいると、子供時代の様に、両親が身近にいるような気がする。
思い出に未だ囲まれていると言うべきか、囚われていると言うべきか。
母は明るい人だったが、外交的ではなかった。
週末、夫婦でゴルフに行く以外は、自宅が好きで、1日中、家事をするのが楽しそうだった。
料理は得意ではない、洗濯は好き。
とよく言っていた。
新宿の高層ビルが見える屋上で洗濯物を干すのが好きだった。
ゴルフ練習用ネットを置いてあった事も理由の一つだったかもしれないが。
私は、休みは、一日中、美術館、映画館、図書館に入り浸っていたので、家の事には全く無関心だった。
そうも言っていられなくなり、庭の植栽も植木屋さんにお願いして伐採した。
2階迄伸びた、松の木を2本切って、隣の小さな公園の緑を見えるようにした。
ゲートボールと体操をする老人達。
隣の大企業の家族寮からくる、子供達の叫声。
優しい刑務所の蟄居自宅から見る風景は、テレビで観る世界の街角と同じ。
部屋の掃除が面倒なので、2階にルンバを置いた。
帰ってくると、時々、椅子や風呂場の扉に捕まって往生しているのを救出する。
老人ホームでルンバの上に人形をおいて、ペットみたいにしているところがあるとか。
運動の為に高野山の禅寺みたいに、自分で床の雑巾掛けをすべきだと思うのだが。
母はソニーのアイボを可愛がっていた。
本物の生き物は、子供だけで懲り懲りしたのだろう。
父の書斎を片付けて、家族のアルバムを書棚にまとめた。
父の同期の教授の回想録が多数あった。
銀座本部に父の記念本棚を作り、遺品と一緒に飾った。
自宅警備の為に、テレビカメラを多数つけた。
そしたら、昼間に何回も警報が鳴る。
でも、画像を見ても何も写っていない。
人魂か、父の霊かと思ったが、どうも、猫らしい。
レーダーには引っかかるのだが、素早くてテレビに映らないのだ。
庭の一角、塀の内側に、土が柔らかくなっている場所があった。
そこが、猫の隠れ家になっているらしい。
まだ、顔も見た事のない、見知らぬ同居人。
特に雨が降り出すと、レーダーが頻繁になり出す。
身の回り、足下を見ていなかった。
遠くの新しい施設ばかりに目が行っていた。
東京は炭鉱のカナリア。
東京で起きた事はやがて全国に広まる。
と職員に良く言う私だが。
その東京を本当に見ていたのか反省している。
地方の川の流れは緩慢でも、東京は激流になりそう。
東京の船を新造船のように補強し、性能を上げなければ。
他県への旅はまだ、控えている。
むしろ、東京の湖山のスタッフに会うチャンス。
身近な家族と疎遠だったと気がついた。
連休明けの今朝は、病院の朝礼に出る。
新しい病院に建て替えるプロジェクトが動き出す。
これも、全国の現場スタッフが応援してくれるからだ。
生きた湖山の皆さんの顔に会えるのは、本当に嬉しい。
もう、今期の半分が終わる。

【9月24日】新たなる過去

看取りをテーマにした映画を制作した、監督が、いらした。
来年からの上映についてのご相談。
千葉、鳥取の砂丘、神社、タイをロケ地にして撮影を終了した。
取材、脚本、ロケハン、資金調達。
3年はかかったのではないだろうか。
介護施設も、計画、許可、建設、開業まで、最低3年はかかる。
1年でできる事業は、即動き出せ。
タイミングは関係ない。早ければ、早い程良い。
2年かかる事業は、スタート時期が大事。
事業開始時の月から、逆算して、スタート。
2年先の4月オープンの予定が決まれば、仕事の段取りは決まる。
補助金の申請期限、年度などにスケジュールは制限される。
行政は、許可事業は年度で計画を立てます。
3年以上の事業は、慌てず、急がず、満を持して時を待て。
不況の時こそ、事業拡大開始の好機。
時は必ず来ます。
300からの病院施設を開設した小生の経験です。
施設開設の場所は、マーケティングではなく、行政、地元の要請、招聘でした。
日本でロケ地を探すのは大変です。
警察、地元の規制が厳しいのです。
日本で1番撮影規制が厳しいのは、皇居周辺と、銀座だと思います。
007では、ロンドンや香港商店街でのアクションシーンがあります。
1日の商店街の営業保証金が半端ではないそうです。
銀座は、皇居に近く、警察の警備が厳重。
銀座商店街は、大規模の高級店、デパート。
全店の了解など取れません。
昔、昔、石原裕次郎と小林旭が深夜の銀座をスポーツカーでレースをするシーンがありました。
今ではあり得ません。
歩行者天国での、撮影も御法度。
商店街も警察も撮影は、まず許可しません。
一度許すと際限なくなるのだそうです。
映画で銀座のシーンがないはずです。
記憶では、テレビドラマの撮影があったのは、20年くらい前。
宮崎ますみさんが、主演で、銀座の花屋の娘の役でした。
冒頭、ますみさんが、銀座通りを自転車で疾走するシーンで始まります。
人通りの全く無い、明け方の撮影でした。
コロナで人通りの少ない今。
映画撮影が出来ないものか。
コロナで、映画制作そのものが止まってしまったのが残念。
海や山や海岸のシーンばかりではなく、都会の街角のシーンも観たい。
今こそ、映画製作を支援すべきです。

【9月25日】新聞死亡欄

世界中の新聞で必ずあるニュース欄は死亡欄である。
大新聞にも、地元ミニコミでも、必ずある。
一面記事より、そこが気になる。
故聖道理事長も何時も、そこを見て、知人、友人の名前を見つけると、あいつも亡くなったかと、落胆していた。
でも、直ぐに生き残っている今の自分に気がつき、みんなのお陰で、長生きしているなあと、感謝していた。
病院のスタッフにである。
今日も、見ると、この日記にも書いた事がある、ゴルフの名手の会社重役の方が亡くなった。
父とラウンドして、最終ホールのパタで、ホール横にピタリと止めて、勝ちを父に譲った方である。
最近、その会社の今の湖山の営業担当者に、その方の事を聞いたばかりだった。
お元気との事だったが。
こういう事が最近、時々起こる。
昔は、死亡欄に亡くなった病院の名前が書かれていた。
有名な人はどういう病院で亡くなるのか、意識して見ていた時期があったが、今は書かれていない。
やはり、まずいという事になったのだろう。
今時、新聞を手に取るのは、老人が多いだろうから、死亡欄は良く読まれるコーナーになっていると思う。
ポールニューマン主演の映画を思い出した。
アル中の弁護士で、毎朝、バーで朝食がわりに、生ビールを飲む。
卵の黄身を落として。
酔い覚ましにならないと思うが、卵を落とすところが、何故か、カッコ良く見えた。
飲みながら、新聞の死亡欄を探すのである。
今日の葬式を。
そして、見知らぬ他人の葬式に行き、友人のように振る舞い、未亡人に挨拶をする。
古い友人で、最近遺言の相談を受けていたのですが、と言って。
地に落ちたアル中弁護士での役で、ニューマンには似合わなかった。
ミスキャストだったと思う。
当たらなかったのではないか。
でも、私には、気に入ったキャラクターとなった。
堕天使は私の、お好みのキャラです。
シャーロック・ホームズもジェームズ・ボンドも、早乙女主水も実は堕天使の系列のキャラです。
次の新聞記事欄は、首相官邸の動向です。
どの人と会っているのか。
あの人と会っているはずなのに書かれていないとか。
今日の記事には、時間まで細かく書かれている。
全力で仕事をしている姿勢を国民にアピールしているのでしょう。
でも、赤坂の衆議院宿舎に帰宅はないでしょう。
総理大臣で。
官邸裏のホテルのスウィートフロアを借り切ってください。
官邸の引越しはまだなのですね。

【9月26日】キネマの神様

今、銀座ロケでひっそりと映画が撮影されている。
原田マハ著「キネマの神様」原作
コロナで亡くなられた志村けんさんが主役の予定で、4月から撮影される予定だった。
なんと、沢田研二さんに主役変更しての撮影続行。
監督 山田洋次
勿論 製作 松竹
ロケ地は、屋上で養蜂をしている、お馴染みの銀座ミツバチの会館ビル。
その2階で、目立たぬようにひっそりと。
うれしいね。
山田洋次が撮る銀座。
寅さんが、銀座を歩くシーンはあったかなあ。
宮本信子が妻役。
この人は、「お葬式」だったと思うが、病床の夫、山崎努を引っ叩くシーンが最高。
未だに、このシーンを思い出と、震えがくる。
夫の伊丹十三が監督。
何度も、このシーンを取り直したのだとか。
監督と女優の夫婦は恐ろしい。
もう一つ、女優の引っ叩きシーンを思い出した。
「愛を乞う人」
母役の原田美枝子が、幼い娘を思いっきり引っ叩く。
娘役は、本当にひっくり返って飛ばされた。
労災適用です。
この演技で、原田は、主演女優賞を得た。
ブルーリボン賞だったと思う。
迫力のピンタは、女優の為にある。
引っ叩かれる方の男優にも、助演男優賞を差し上げて欲しい。
私の忘れえぬワンシーンが女性のピンタとは。
本日の経営基本会議で、ピンタは飛びません。
zoomですから。

【9月27日】医療から変わる

月末の金土は2日間かけて、経営基本会議が行われる。
法人の月次決算と運営報告を全国全幹部100人で聞く。
1法人20分しかない。
各施設各法人の発表の中で、経験値を共有する事が目的。
高齢者においては、医療施設と介護施設との違いがなくなってきた。
都会で起きている事はやがて地方でも起こる。
一度起きた事故事件は、グループ内で3度起きる。
今、湖山Gは、売上利益を歴年を超えて、安定成長を持続している。
ありがたい事で、全国全職員の苦労の賜物。
だからこそ、不安は積もる。
介護バブル崩壊は来るか。
コロナで国民行動は変わる。
医療福祉の財政予算配布は変わる。
船内の安全に全注力を注いでいる船長の幹部は、船外の海を見る余裕がない。
コロナ台風に見舞われている、日本全国の天気予報を告げるのが、代表の仕事。
日本は、今は台風の目の中にいる。
皆、zoomの使い方も慣れてきた。
音声は明瞭だが映像がまだ暗い。
顔にもっとライトを当てて、ズームアップして。
まだ、白いマスクの怪人になっている。
もっと目をアップしてくれれば、貴方の心も見えるのだが。
zoomの画像は、顔の動きと表情がのっぺりに映る。
視線と瞳は気持ちを隠せない。
映画演出に毒されているのかもしれないが。
その内、zoomの画像に人の体温脈拍が表示されるようになるのでは。
介護にも会議にも有用。怖いね。
医療供給体制から変わる。
大型病院ファンドが、埼玉の厚生連の310床の病院を引き継ぐ。
そして、近隣の病院を吸収する。
医療連携から寡占化になる。
地域によって、官から民へ、本当に動く。
社会の問題を、個別的に解決して担って行くのが、湖山Gのミッションです。
湖山の人財を、その使命に投じます。

【9月28日】天国の本屋

20年近く前。
小樽の海岸の倉庫の前にいた。
埠頭の倉庫の中に、「天国の本屋」想定のセットが作られている。
木、ベニヤ、発泡スチロールで、よく見ると如何にも映画セット。
地上と天国と双方のシーンがあって、天国にある本屋。
でも、スクリーンで観ると本物のよう。
勿論、仕事でだが、実は、地元での映画撮影の見学も予定に入れていたと思う。
遠目に見える主演女優は二十歳位で、真夏の日差しに妖精のように輝いて見えた。
サインをねだるファンの青年に囲まれていて、同じくらい若いマナージャーが、必死にガードしていた。
そのマネージャーが1番のファンのように見えた。
行政の案内人に提案した。
小樽の観光名所として、この海辺の倉庫のセットを残して下さい。
石原裕次郎記念館だけではなく、若いファンの為に。
撮影終了後、取り壊します。
と、取り付く暇がない。
大きな施設が小樽にあれば、引き取れるのにと、残念だった。
高崎で建設中の特養ホームを、地元画家の個人美術館に準備中。
その上で、地元音楽家のミニコンサートホールに。
勿論、zoom,YouTubeでネット放映前提。
さらに、施設建設そのものを題材にドキュメンタリーにしたい、と言う監督と出会った。
補助金申請や、行政の協力、映画ボランティアなど、課題山積みだと思う。
でも、楽しい。
竹内結子さん、今は、天国の本屋にいるのだろうか。
そうであって欲しい。
私も行く事があれば、お寄りしたい。

【9月29日】産業士官候補生

10代の頃に良く読んだ、日本SF作家に眉村卓氏がいる。
昨年85歳で亡くなった。
「なぞの転校生」「ねらわれた学園」
テレビ、映画化されたのでご存知の方も多いのではないか。
地味だが、身近な社会の有り様をテーマにしている。
身近なSFワールドを作っていた。
彼の作品で、「産業士官候補生」が印象に残っている。
万博の頃、高度成長の時代を背景に、エリート産業戦士の登場を描いた。
仲間同士の会議、会話に超スピードの発音を使う。
宇宙人の会話のように聞こえる設定。
脳にコンピューターが繋がって、瞬間にデータ交換が出来ている状態。
ロボット、AIより不気味。
若者が、ロボット化される話。
スタートレックに登場する、同化されたボーグ。
と言っても、わかる方はいらっしゃらないでしょう。
眉村氏の晩年の作品で知られている作品が有る。
毎日、病床の奥さんに書いた、ショート・ショート連作集。
「僕と妻の1778の物語」
10年前に映画化もされた。
この日記も5年は続けなければ、追いつかない。
この日記は、天国の両親と、地上の湖山の仲間に送っている。
意気高揚としてではなく、明け方の寂しさ、孤独さが募る時の心理でしたためている。
思い出話が多いのも、そのせい。
仕事中の昼では、思い出す事のない、子供時代の記憶が蘇る。
湖山泰成の性格人格が如何に組成されたかの分析、記録です。
幼児体験、児童記憶。
最近、東京での職員採用面接に私も同席しているのだが。
自分の性格を、コミュ力があると自己分析をしている人が目立った。
会話の弾む、明るい感じの良い人ではあるのだが。
相手に伝えるべき中身があるかといえば、今一つ不明朗と感じる。
英会話の発音は明瞭なのだが、意味不明瞭とでも言おうか。
私はこれが出来ます、これを仕事にしたい。
と言った、具体性が伝わってこない。
履歴書にコミュニケーション力に自信があります。
と、書くように教えられて来たのだと思う。
アピール能力よりも、隠しきれない、人間味、温かさ。
欲しいです。

【9月30日】未来への郷愁

2020年度も、今日で半期を終える。
コロナ襲来はまだ、初戦でしかない。
ワクチンの完成から配布完了まで、何年もかかる。
生き続ける事が全てと思う。
その為に湖山グループがある。
最近、経営学者、評論家は、パラダイムシフトと言う言葉を使う。
湖山の歴史は経済変動に合わせて、事業転換をして成長してきた。
バブル経済の頃は、銀座の救急病院の再建中で、軌道に乗った頃には、バブル崩壊だった。
それで、自然に全国のリゾートバブル崩壊後の地方創生に乗り出した。
具体的には、まだ、未知の施設体系だった老人保健施設を中山間地に7つ開設した。
その最初の老健第1号の新潟の施設は町の要請で、特養ホームに転換した。
静岡の病院も、老人特例で開設し、その後、介護力強化型、介護療養病床、介護医療病床、そして、回復期リハビリテーション病院となった。
その内、100床は、クリニック、リハビリ特化型デイサービス併設の老人ホームに転換した。
新築2棟にして。
時代、国の政策に合わせてメタモルフォーゼして来た。
介護保険法成立して20年。
湖山Gの歴史は介護保険の歴史そのまま。
その介護保険の世界も大きく変わる。
財政の要請だが、コロナが大きく後押しをするだろう。
登り坂だった業界が、下り坂になる。
その時こそ競争、生き残りが激化する。
湖山の初期の施設が30年経ち、建て替えが迫っている。
丁度、日本社会のパラダイムシフトの時代にぶつかる。
建て替え後の施設は現状と違うものになるだろう。
複合大型施設か、分解してコンビニ化か。
地域によって、法人によって、一様ではない。
様々な取り組みとなろう。
私の肉体は年相応にフレイルとなった。
自分で杖を買った。
杖が似合う年になっても、精神の高揚は止まない。
また、未知への、新しい時代への夢は変わらない。
まだ見ぬ未来への想いは、不安よりも懐かしい。
新しい経営、新しい湖山G。だが、懐かしい想いにとらわれる。
新しい人生も、我が人生である。
未来への郷愁と名付けた。
コロナ陽性者の数を今後は、湖山の職員のみの掲載とします。
利用者については、入所前から感染したいた場合があり、どう数えるべきか検討中です。
入所者については、施設内クラスターとなった場合のみ報告します。

用户7825 用户7825
5 个月前
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